えーと、幻水つながりで幻水に似ていると言われたゲーム「うたわれるもの〜散りゆく者への子守り歌」のネタバレ感想書いてます。
サイトのトップページで書いてたときは、ネタバレ表記面倒なのと潤一郎(主人公を勝手にこう呼んでました。女の子に手を出しまくるあれな感じから作品つながりで谷崎潤一郎さんからとってます)にたいしてやいのやいの言ってたので作品名伏せてましたが、ページ作ったのでそんな感じの感想です。ほぼ転載なので断片的なのをつらつら書いてるだけです。
感想��
幻水に似ていると言われたゲームやっとります。面白い、面白いんだけど、もともと大人向けゲームだったせいか、日常パート辛ぇ…
そんな中でも心の支えだったばあさんとおっさんを亡くしてすっごいテンションが下がってます。ばあさんとおっさんもいなくなり、妙にアピールが強い女の子たちに囲まれ、妙にアピールが強い展開を乗り越えて(全年齢向け版なのですが)ようやく戦争パートだけどここの部分短い…ッ！
感想��
このゲームに出てくる女の子で好感度が高いのは、潤一郎にあんまり興味がない女の子です。が、そんな女の子はほとんどいない。(悲しい)
死んだ魚の眼でこなすイベントの中であんまり潤一郎にかかわりがなく、なりゆきで世話してる赤ん坊に夢中だったお姉さんの好感度が高く、お姉さんが赤ん坊を断腸の思いで手放すシナリオもよかったんですが、やっぱり最後にしゃしゃり出てくる潤一郎 …台無しだ！！
まあ、本命ヒロインはいいのですよ。初期で本命ヒロインしか出てこなかったときは穏やかに続けられていましたし、「私は何者だ…！」とか苦しむ潤一郎が「この子がいれば人として生きていける気がする…」とかね、ってその舌の根も乾かんうちに別の女の子に手を出してる潤一郎の横っ面を高下駄ではたきたい…！(お前は何者って節操なしのエロ親父だよ！)
ってか、潤一郎にはいろいろ謎があるみたいですが、ちょくちょく出てくる世界地図がどう見ても日本地図っぽいし、潤一郎の言動からしてこれ現代人だよなあ…と思ってましたが、やっぱりそれっぽい。日本人も確定っぽい。せめて一夫多妻制のアラブ人ならその行動もぎりぎり理解できたものを…！
で、話はそれまでの世界観をぶっちぎって突如ガンダムが敵側から出てきて、わー全然ダメージ受けないよーとかやってるうちに(そりゃ剣と弓矢の世界でガンダムにダメージ無理だわ)、エヴァが出てきて撃退した。という凄いカオス展開になっています。 ついていけるかなー…
ただその際に主人公が娘のように可愛がっていた女の子が亡くなるフラグが立っておお主人公好き好きぬるい展開から修羅の展開に進むのか…！ とちょっとドキドキしていたらなかったことにされた…。 別に死んでほしかったわけではないですが、なんかがっかりです。
え？ ペルソナ4の菜々子さん助かってほしくなかったって？ 菜々子さん助かってなかったらあのゲームは窓から投げたよ(真顔)
ただ敵の造形がガンダムって言うよりザク(※オンリーワンっぽい造形の主人公側のロボットガンダムとは違い量産系の敵ロボット)だなーあはははと思ってると、そのザクにのってるシャア(ガンダムに出てくる仮面の人)の声の人がゲームの中に出てきて、さすがにこれ作り手さん狙って配役してんじゃないかなーと思いました。どうでもいい話ですね。
感想��
女性キャラだらけと主人公のどっきり旅。 潤一郎…。
まさかの男性キャラ全員置いていったので大幅戦力ダウン…！
何が腹立つって作中で
「あの女性キャラすげえ…！」
「何十人もの兵士を瞬殺だ…！」
みたいなシナリオなのに戦闘になったら
「攻撃・ダメージ40(雑魚兵士を三回攻撃しても倒せないダメージ)」
男性キャラで一番役に立つ奴の三分の一……！ これあれだ中ボスとかで敵対してるときはやたら強いのに(HPとか凄いある)仲間になった瞬間、愕然とするほどスペック落ちる現象…！！ シナリオの分だけ余計腹立つ…！
死んだ魚の眼をしてこのイベント続けていましたが、旅が終わって帰ったところ……。
取り残された男性陣＋アルファのイベント発生。
葉山「……！」(生き返った眼)
武骨でもてないタイプのサブキャラにたいするサブ女性キャラの甘酸っぱい感じの片思い……！
これだよこれ！！
なんで出てくる女性キャラがみんな潤一郎を恋愛的に好きにならないといかんのか！！
というフラストレーションが一気に晴れました。(サブキャラ同士の恋愛模様の方が好き)潤一郎がいないだけで一気にこの話すごく面白い…！
でせっかくの心のうるおいイベントも終了して潤一郎帰ってきちまったぜチッ…！と思っていましたが、潤一郎こみでもまあまあ戦争イベント進行してそれなりに楽しい……。
と思っていたら、また始まる謎のアピール展開…！ もうなんなんだよ！ 作中のすべての部族のしきたりだのなんだのが潤一郎にとって都合よくできてるこのフラストレーションぐががががががが！！潤一郎おおおおおおおおおおおおおおおっ！！！
ただまあ、前にやってたペルソナ4も下手したらハーレムだったり主人公モテモテだったりお風呂イベントもあったけど、その時はちっとも腹立たなかったんですよね。
なんでそれとそこまで違うかと言われると、これ「選べない」という要素が最大の点かと。
この話びっくりするぐらい選択肢ないんです。(ひとつもない。)だからすべての女性のすべてのアピールを諾々と受け入れるしかない。
前のペルソナは嫌なら嫌って言えた。お付き合いする相手も選べたし、嫌なら全員と友達付き合いもしくは付き合わない選択肢もとれた。
嫌なことを嫌と言えないというのは凄い辛いもんなんだなあと。結局、こっちが嫌な選択肢をも突き進む潤一郎に怒りが向くわけですね。今後も潤一郎がいないイベントが増えますように(祈り)
感想��
また女の子が増えた……！(悲劇)
ゲーム続けてます。(死んだ魚の眼で)
なんか女の子と強制密会させられてるんですが、その女の子が「久しぶりだな。あえて嬉しい」とか言って潤一郎も「ああ、私も嬉しい」(私は嬉しくないby葉山)と答えていると女の子が膨れて「嬉しそうな顔をしていない」とかめんどくさいのはうちの息子だけで十分だ！！
昔、小学生の塾のバイトしてた大学の同級生(男)が、生徒の女の子(小6)がある日やたら態度悪くてなんだと思ってたら「髪切ったの気づいてくれなかった！」とかそっぽ向かれて彼女かッ！！(後に結婚した彼女(同い年)がちゃんといた)と怒っていたの思い出して、その時の理不尽さに対する怒りがよくわかりました。
・葉山さんこんにちは??RPGあるあるネタですよね、敵だと卑怯なくらい強いくせに味方になると弱くてがっかりする奴。。本当にあの強さはどこに置いて来てるんですかね笑
ほんとがっかりですよね、あれは。主人公チームになるとなんか呪われるんでしょうか。あとストーリー上の周囲の評判と戦闘での使用感が違うと、そのキャラクター自身の好感度がすげえ下がります。まあ人間に置き換えてみても言ってることと実際が違うとがっかりですもんね。
感想��
さらに女の子が増えた…！！
しかも、やっと増えた爺さんキャラが退場してかわりに上のくそ面倒くさい女の子が増えるというなんという重なる悲劇……！
前評判で「涙なしには見られない展開」とかありましたけど、ほんとそうだよ。こんな悲しいゲーム滅多にないよ……！(涙)
感想��
そしてラストへ…。
そうこうしているうちにラストになり、なんかいろいろあって作中キャラと潤一郎はお別れすることになりました。
ふーん。
いやいや…。さすがに20数時間やってたわけですからもうちょっとこの悲しい展開に乗らなきゃいけないな、思い出せ！ 潤一郎のいいところ……っ！
潤一郎のいいところ。
服装
裾が長い服着てる男性はいいですね。(うんうん
潤一郎のいいところ。
セクシーコマンド外伝すごいよマサルさんのマサルさんばりのネーミングセンス(とそれを自分でイカスと思ってるところ)
突然女の子に「ムーミン」とか付けだしたぞう。
潤一郎のいいところ。
女の子の部屋に飾ってあった人形を取り上げておもむろに「変形合体！ ギュイーン！」とか一人でやりだすところ。(ちょっと笑った)
……
…よし、そこはかとなく悲しくなってきたところで、なんか無事に封じ込めるためにみんなで潤一郎をボコボコにしなきゃいけないらしいです。やっちまえ！！
ふははははははこの時を待っていたぞこの節操なしのエロ親父くらえボケ！！！とボコボコにしたところでキャラクター一人一人に潤一郎からの別れの挨拶が来ます。
唯一許容範囲だったメインヒロインとはなんかいろいろと物悲しい感じだったので、これは感動のシーンですね。
潤一郎「(女の子Aへ)できたら一緒に連れていきたいよ」
潤一郎「(女の子Bへ)もっと早くに好きだって言っとけばよかったな」
潤一郎「(女の子Cへ)言わなくてもわかるよね、私の気持ち」
潤一郎「じゃ、全員に言い終わったからあらためて、メインヒロイン、私は――」
感動させろ
これは壮大なギャグなのかなあ…と思いながら見ていました。(遠い目)
潤一郎最終感想。もう一回ボコらせろ。
総括。
なんか文句たらたらな面が目につきましたが、最後は良いところだけ書こうと思います。
・OP
凄くいいですよね。うん。一部露骨なところに目をつむれば歌と映像がとても好きです。
・展開
賛否別れるらしいラストのＳFも個人的にはそんなに気にならなかったかな、と。ただ、展開で言うならスタートから故郷のヤマユラが滅ぼされるところまでが最高潮だったかなあ、と。
潤一郎の私の嫌いな部分もここまでは全然出てこないんですよね。大きかったのはここで潤一郎にとっての目上の人(トゥスクルおばあさん)、対等の人(テオロさんや姉さんたち)が全員いなくなってしまった、ってことかなあと。ここを期に作中で潤一郎が一番上になっちゃってから歯車が狂い始めたような…。
・キャラクター
うーん、上でのやりとりもありますが、言ってることとやってることが違うじゃねえか！というキャラがいやになってしまうみたいです。特に、潤一郎＝紳士で大人→複数の女の子に手を出しまくってる(特に父親的、兄的立場だと自分で言うならそういう子に手を出すのやめろや…)、カルラさん＝すげー腕力で複数を瞬殺だ！→雑魚一人すら倒せねえええええ！(これは私の鍛え方が悪いのかもしれませんが)のような、説明では凄いのに実際は「…」なのが心象悪い。
オボロさんみたいにストーリー上はそこまででも…なのに戦闘だと一番強いってのはいいんですがね。
まあこれ以上悪く言うのはなんなので、よかったキャラを言っていこうと思います山田君潤一郎ぜんぶ持ってって〜
・オボロさん→ともかく戦闘で頼りになるのでgood。上でボコボコにしたって言ってますけど潤一郎戦、実際は結構ぎりぎりの戦いでみんながどんどん退場していく中、最後まで生き残った三人の一人でした。ただ、ストーリー上の言動見ていると短絡的なこと考えなしなこと全部捨てて死に急ぐことこの上ないので、ラストで「貴方が皇の地位に就くべき…」と言われた瞬間、素で噴き出して「やめろォッ！ そいつに就けるのは鉄砲玉だけだ！」と心の底から叫びました。
その後、「俺はそんな器じゃない」と言い切った本人に好感度があがったのは言うまでもありません。心からそう思うよ。(真っ直ぐな目で)
・ベナウィさん→有能なのは大切だ。潤一郎戦の最後まで生き残った三人のうちの一人。すべてにおいて一番真っ当。皇になるのも道理です。ただこの人だけ耳が見えないのでうん…？と思ってネットで調べたりしましたが、ちゃんとあるらしいですね。ストイックな軍人タイプは好きです。
・クロウさん→作中唯一潤一郎が絡まない恋愛展開を見せた希望の星。
・ウルトリィさん→ゲームの呪いで潤一郎に気がある点だけが残念ですが、他の女の子と違ってアピールが少なく潤一郎より妹や捨て子を大切にしている点が大変好感が持てました。あと、潤一郎戦の生き残り最後の一人。(たまたまだと思いますが)
・エルルゥさん→唯一許せるメインヒロイン。潤一郎がひどい分だけこの子気の毒。戦いにおいても唯一の回復役ですから言うことなし。潤一郎戦でうっかり退場してしまったときは「終わった…」と思いました。ただ引っ掛かるのが、初めから潤一郎と契約結んでいたって意識があるならもちょっと言動にそれをにおわせる点があってもよかったのじゃないかなと。思い返してみてもそんなのあったかな？ 隠してふるまえるようなタイプでもないしなあ、と気になりました。あと、契約の件で好意があった→しかし契約を超えても好きだった！ って展開はいいなと思ったんですが、その後に「亜人間は人間に無条件に好意を抱く」って裏設定でえええーと思いました。いやなんか台無しやん…。
・親っさん→LOVE
嫁さんとセットでLOVE
ぶっちゃけ親っさんが退場したからこのゲームは終わったんや…。その後はOPの姿が唯一の心の慰めでしたが、OP映像は二つある、と聞いてへえーとみてみたところ、親っさん退場で速攻却下でした。